LINE DEVELOPER DAY 2019 DAY2 参加メモ
DAY2の参加メモです。
Armeria:どこでも役立つマイクロサービスフレームワーク
ArmeriaというLINE社が開発しているOSSのマイクロサービスフレームワークについてのセッション。
nettyプロジェクトの創設者が開発に携わっていることもあり、nettyベースのフレームワークとなっている。
ドキュメント見る限りではシンプルだけどもマイクロサービスに必要な機能をフレームワークとして提供している。
フレームワークの機能としてクライアントロードバランサの機能を実装していたり、SSL/TLS終端ができたりするのでリバースプロキシレスを謳っているのも特徴的。
ドキュメントもしっかりしているので、入門してみたいと思う。
LINE Loginで始めるAuth0の使い方 - 認証基盤をかんたんに構築する方法
LINE LOGIN + Auth0の紹介セッション。
LINE LOGIN
LINE LOGIN は様々なチャネルにLINEアカウントでログインできるようになるサービス。
自社サービスのログインにLINEアカウントでログインできるようになったりする。
Auth0
Auth0は認証・認可のIDaaS。
LINE LOGINもAuth0で利用できるようになっている。
認証・認可の機能はアプリケーションを提供するうえで必須の機能ではあるものの、サービスのコア機能ではない。
また仕組みや実装自体が難しいので他のサービスを利用するというのは十分ありだと感じた。
LINE Pay かんたん本人確認の仕組みとLINEの金融関連サービスとのシナジー効果
LINE上で本人確認できる仕組みに関するセッション。
本人確認(KYC)とは何か
KYC(Know Your Customer )とは、企業がクライアントに対して安全で問題のない人だと確認するプロセスのこと。
銀行口座を開設する際にIDなどを提出して、その人が問題ないか確認するプロセスのこと。
LINEにおけるKYC
今まで物理的なIDなどを提出し人手による本人確認を行っていたものを、スマホで顔写真+身分証明書の写真・動画を送付し、確認プロセスを自動化する仕組みを構築。
金融業を営む上では本人確認プロセスというのは避けられない業務プロセスであるらしく、その業務プロセスを技術で改善していくのは流石だと思いました。
既存の企業が営む業務領域を、技術で再実装していくのは面白いプロセスだろうなとも感じました。
まとめ
全体を通して非常に刺激あるカンファレンスでした。
運営の方をはじめ、本カンファレンスに関わったすべての人に感謝します。